涅槃会


涅槃会

2月15日は、お釈迦(しゃか)さまの亡くなられた日だといわれています。お釈迦さ まは、80歳のとき、説法の旅先で剥れました。お釈迦さまの臨終のようすは、『涅槃図(ねはんず)』に伝えられています。『涅槃(ねはん)』とは、もともと 『煩悩の火が吹き消された状態』をさす言葉で、お釈迦さまの死がやすらかな状態 であったことから、その死を『涅槃に入る』と表現しました。この日は、各地でお釈迦 さまの一生をしのび、感謝する『涅槃会(ねはんえ)』という法要が行われています。
 当寺は1ケ月遅れて3月17日に涅槃会を行い、涅槃団子を作り、お供えします。 そして仏遺教経を読みます。お経を読み終わったあとに団子撒きが行われ、撒かれる団子の中に3つだけ金の弁天様が入っています。それを手にされた方はきっ と幸せが訪れることでしょう。
涅槃団子に様々な色着けをするのは、お釈迦さまの舎利(お骨)が五色に輝いたという伝説に基づいています。5色とは、世界の構成要素の五大(地・水・火・風・空)を表す赤・白・黄・青・黒を言います。当寺では、黒を除く四色の団子を作ってお供えし、そのお下がりを配っています。なお、花の形をしているのは、沙羅の樹がお釈迦さまの入滅を悲しみ花びらを降らせたという伝説から来ており「花房団子』の別称があります。また、花やヨモギなどの草で色着けをしたことから『花草団子』という別称もあります。
この団子を食べると無病息災で遜ごせると言われ、さらに、火難・水難・盗難・病難・怨賊難などの災難魔除けになると伝えられております。またこのお団子をお守りにされる方も多くおられます。


江雲庵涅槃会(令和6年)
3月17日11:00より行います。

涅槃団子作り(令和6年)
3月14日8:30より行います。


涅槃像


涅槃会法要


団子まき


涅槃団子と弁財天
(お守り)


団子作り




龍頭山 江雲庵

TEL 0766-44-2984
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