臨済宗大本山国泰寺塔頭 

龍頭山 江雲庵

 
 1362年、大本山国泰寺三世神會寂岸心光禅師大和尚の開山で本山内塔頭五カ支院の一つでもあり、もとは「月光山 江雲寺」と称した。山号の由来は旧寺地が氷見市島尾地内の「月の森」にあったと伝えられることによるものである。
 1585年8月、前田利家の命により、本山国泰寺方丈を守山城に書院として招請される際、随伴し、諸般とりはからいの功でにて役院に加えられ、現称の「龍頭山 江雲庵」の改められた。
臨済宗国泰寺派の寺院で本堂(1977年建立)の奥内陣の本尊は宝冠釈迦牟尼佛で、脇佛に文殊菩薩と普賢菩薩が安置されており、内陣には禅宗の初祖達磨大師像と庫裡の除災や安全を守る大権修理菩薩像が安置されている。
青少年育成を目的として建てられた蒼龍館道場(1979年)には等身大の不動明王立像(故辻志郎作)が安置されている。
 境内地には6本柱の鐘楼堂(2003年)、弁天堂(1982年)薬師堂(2006年)観音堂、倶利伽羅不動堂(2013年移築開眼)が建立している。
 中興開山は第23世月岑恵旭和尚(1767年〜1797年)
 再中興開山は第32世大耕宗勤大和尚(1965年〜2008年)

(江雲庵第33世現住職 坂本大悟 記)

 

 

 

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